新野川橋梁も再開

玄関工房再開に伴って3Dプリントの新野川橋梁も少し修正しました

基盤取付のアジャスターを隠すことにより、川面までの高さを7mm深くしました

(トミックス線路下を60mmとして、アジャスターでの調整は1mm)

橋脚と橋梁本体をプリント用に配置して

.stlもOKです

駿遠線キハC12 その4

キハC12の形式図を見ると

片ボギー台車の軸距離1300/87≒15mmとなります

そこで先日別に描いていた動力ユニット「NG-BP1508」

台車枠も軸距離15mmを用意しました

この動力ユニットをボギー台車として使いたい

動力ユニットを跨ぐ形状の台車を描きました

前後の取付部を削除して

車体を被せると

台車中心が車端から近すぎ(実車1250mm)、車体と干渉することが分かりました

台車を2mmほどずらせば良さそう

ステップが低い車両の宿命で台車とステップ裏がギリギリ

台車枠を修正しました

動力ユニットの取付ネジ部はカプラー取付座として使えるか検討することにしました

高さ方向の干渉は0.268mm

ステップ裏の隙間も多少改善しました

台車を少し中央側に移動して、車体も0.5mm上げれば何とかなるかもしれません

ナローガレージさんにNG-VP1507の詳細寸法を教えていただきましたが、VPシリーズにはΦ8が無いことと、ウォーム1段減速のため低速が出来ないとのことでした

引き続きNG-BP1508を採用することで進めます

なお「台車はメッシュ」で挿入して、ソリッドに変換していますがメッシュ形状が残っており、インポート後の修正は原則考えていません (「メッシュの変換」方法についてはYouTubeなどで最良の方法を調べてください)

駿遠線キハC12 その3

側面窓枠を使って妻面窓枠を入れます

回転させてから、「点から点へ」で移動させます

角柱と窓枠の隙間は1.333でしたので、今回は「新規」で窓枠外側を1.333延ばして、

延長部分を結合したあと、窓枠内側を1.333広げました

押し出しで「結合」するか「新規」を選択するかは、次の操作へつなげることを考える必要があります

扉は見えなくしています

屋根を成形します

天井面を分割面に選択して

ボディを分割

ミラーコピーして

車体幅に結合して、さらに

車長方向にもミラーコピー

屋根下部から1.0でシェル化します

形状の詳細修正を始める前にシェル化をした方が、失敗の可能性が低いです

屋根と1/4の車体、線路基盤が出来ました

ミラーコピーで車体を結合する準備をします

内側を観察して、車体・扉・窓枠の出具合を調整します

はみ出た窓枠を分割削除しましたが、そのままでもかまいません

窓枠下部の水切りを描きます

エッチング板の車体ではこの辺りは表現できませんので、3Dプリントの面白さ

戸袋窓は少し前に出ており、水切りも付いています・・・・気分の問題かもしれませんが・・・

ステップも押し出して

裏板を作り

ステップが完成しましたが、台車枠と干渉して走行可能カーブが制限されますので、適当に修正します

屋根の角をフィレットで成形しますが、数値は微妙です(数値を上げながらフィレット限界まで試します)

窓下シルもフィレットして

1/4車体の内に出来るだけ成形しておいた方が、形状間違えが少ないです

屋根・1/4車体を移動コピーしておきます

(Fusionは履歴を辿れば修正できますが、コピーで残しておくと便利です)

1/4車体をミラーコピー

さらにミラーコピーして

箱になりました

内側もOKそうです

一旦.stlでエクスポートして確認 1シェルでOK

車体サイズもOK

側面

正面

レンダリングもしてみました

今回のキハC12はJWCADでの設計からここまで1日の作業でした

次は動力ユニットの取付方法や手摺など細かな部分を描きます

小形パワトラデータ修正

DB607・608に使ったナローガレージ製NG-BP1707

このデータを修正してWB軸距離15mm  車輪径Φ8のNG-BP1508を作ります

ナローガレージさんのHPに書かれている数値に合わせていきます

コピー移動して

車輪を消すと軸受けは描いてなかったのでかえってラッキー

車輪径はΦ7

スケッチの数値を変更すると(1mmづつ増す)

片側の車輪はΦ8になりました

スケッチの数値を修正すると、BP1707も変更されてしまうので、ここからは切った貼ったで形状を作っていきます

Φ8の車輪を内側に1mm移動して、Φ7車輪を除去してからΦ8をコピー移動15mm

取付面下部から7.8mm下にスケッチ面を用意して

レール代わりの基盤を描きます

モーター・ギアを1mm移動してから一旦見えなくしておいて

ボディを平面分割

さらに立面分割して

モーター受けと軸受けを1mm移動

前後の取付面も1mm移動

3ピースを結合すればボディが完成

指定されたサイズか確認します

取付面下部から基盤まで7.8mm OK

全長37mm OK

手前がBP1508

コピー移動したものを結合して、車体組込用のデータの用意ができました

NG-BP1707を使用する駿遠線DB607・DB608のご注文はコチラから

駿遠線キハC12 その2

続きを始める前にFusion360のアップデートで「Autodesk Fusion」に名前が変更されたとのこと

YouTubeを見るまでは気づきませんでした

Fusionにdxfをインポートして

正面のスケッチを移動します 90度回転させて

車体側面の前部に移動します

側面から屋根を半分押し出して、側板は1mm押し出し

車体を作っていきます

JWCADで屋根の角に線(緑線部分)を描いておきましたので

屋根裾カーブを押し出しで切り取ります(新規ボディを切り取りに変えて)

窓部分は一旦窓枠ごと押し出して

窓枠をスケッチして

窓ガラスを切り取ってから窓枠の幅を確認調整します

今回は窓枠サイズは共通ですので、コピー移動で増やします

窓枠の出具合も戸袋窓、客室窓などで調整して

ターゲットでコピー移動を済ませて車内側から見た形状です

このようにFusionで車両を描く練習をされたい方に今回のDXFファイルをお送りしますので、下記よりお申し込みください

駿遠線キハC12 その1

昨日からの雪は高山市街地では20cmほどでした

立春を過ぎましたがまだまだ寒くて、玄関工房での作業はできませんので

炬燵設計工房で3Dデータを描きます

(2次元図面から3Dプリントまでの過程を紹介します)

3Dデータ描きは新野川橋・キハD10・ハニ1・ハニ2 さらにキハC12を始めました

まずは図面集め「駿遠線キハC12」は「日本車輌製・元鞆鉄道キハ5」です

日本車輌の図面と駿遠線キハC12の竣工図を参考にして

JWCADで1/100で描きます

ミラーコピーして全体像を確認

1/100で描いて(最初から1/87で描いてもOKですが)、1/87も保存します

さらにこの図面を1/87に縮小して、1/1のdxfで保存します(実際にJWCADで操作してみないと理解し辛いですが)

この.dxfファイルをFusion360に挿入します

立面で開くと

JWCADで描い補助線なども表示されるので

補助線などは削除して

立体に(押し出す)するのに必要な線のみ表示させます

Fusion360ではミラーコピーが出来るので、側面・正面とも半分だけ描きます

(無料版のDesignSparkMechanicalでは2次元図データのインポートとミラーコピーは出来ません)

駿遠線新野川橋 その2

内藤正己氏の写真に登場したキハD17

鉄道友の会静岡支部の貸切列車です(私も「大井川~堀野新田廃止時の撮影会」に参加しました)

撮影場所で列車を停めて、降車して撮影、また乗車して移動・・・・

123D Designで描いたキハD17

このデータをFusion360にインポートします

動力ユニットを床下に収めて

部品をすべて結合して

青色のみですがレンダリングして(正面の金太郎の塗り分けが面倒なので)

車両の中心に合わせてパネルを描き

そのパネルに写真をデカール機能を使って貼り付けます

写真のサイズを車体に合わせ

レンダリングでも確認してから

パネルの写真に合わせてスケッチをします

ここからスケッチを押し出して

立体にしていきます

3DCADの面白さです

駿遠線新野川橋 その1(序章)

早いもので、2月に入りました

昨年は駿遠線袋井工場を作りましたが、今年は「新野川橋付近」を作ります

実は袋井工場の前に新野川橋を予定していましたが、資料集めなどが間に合いませんでした

鉄道車輌に比べて、軌道敷の資料は見つけ出すことが難しと思います

駿遠線新野川橋は現在の御前崎市にありました

昭和23年の堀野新田と新三俣間の接続時点に開通しています

GoogleMapのR150、くれたけイン御前崎近くの道路橋の位置に駿遠線新野川橋がありました

道路橋延長は?

昭和47年と平成6年に架けられ、共に61.6mあります

この赤点が公開されている橋梁資料です

「全国Q地図」をご紹介します

全国の橋の名前・池の名前・バス停の名前などが公開されています

出典を明示します

1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」も公開されています

地震前(2020,2022年)

輪島市門前町黒島地区

港が4m隆起した様子が良く分かります

このように地図を選択することにより比較できます

新野川橋に戻って

「軽便の思い出(阿形昭著)」に記載されている駿遠線線路平面縦断面図では新野川橋の長さは1110×2+1080×1=3300 3スパン計33mです

現在の道路橋は61.6m この違いを調べました

国土地理院空中写真 昭和27年と昭和37年を比較すると

河川改修されて川幅が広くなっているように見えます

下流の河川改修は良く分かります

新野川左岸河口近くが中部電力浜岡原子力発電所です(GoogleMap)

浜岡(池新田)と言う地名は砂丘地帯に出来た池(海岸が隆起して、池が出来た)を開拓して田んぼにしたことによるもの

新野川は排水路として作られた歴史もあるようです

昭和23年に開通した新野川橋がその後いつ(かなりの期間運休になったと思われますが)どのように改修されたかは記録を見つけることができません

昭和37年の空中写真を拡大すると、橋脚が4基あり、5スパンとなっています

駿遠線を歩く(阿形昭著)P39 撮影 内藤正己氏(当時 鉄道友の会静岡支部 私も高校生の時にお世話になりました)

キハD17は桜ヶ池方面(右手)から浜岡側へ走行(左岸の下流側から撮影)

桜ヶ池側の2スパン

浜岡側の3スパン

桜ヶ池側の2スパンが延長時の橋梁と判断して模型化することにしました

梁桁の上にはどのような路盤になっているのでしょうか?

駿遠線の他のパイル橋脚と比べると立派です

新野川橋モジュール 完成までお付き合いください

駿遠線ハニ1・ハニ2 その4

ハニ1・ハニ2があらかた描けたので、3Dプリントデータを作っていきます

ベンチレーターの実物形状と大きさははっきりとは分かっていませんので旧データを活用して

台車枠(2種類)・枕梁・ベンチレーターを並べて

車体の内側に収めました

入口と荷物室の仕切りは別部品として

床板と合わせて収めるつもりですが、3Dプリントの全容積を小さくしたいのでもう少し検討をします

昨日、能登地震後初めて金沢まで行ってきました

南砺市から金沢市へ抜けましたが、途中の山の斜面が崩れていたり、屋根にブルーシートの被せた家も見受けられました

金沢市街地でも多少道路の起伏や下水のマンホールの跳ね上がりもありました

能登の魚も水揚げされたとのことで、金沢港の船員厚生食堂で海鮮丼と牡蠣フライ ご馳走さまでした

食べて応援・買って応援しかできませんが、能登方面へも出かけたいと思います

今夜から大雪注意報が出ており心配しています