早いもので、2月に入りました
昨年は駿遠線袋井工場を作りましたが、今年は「新野川橋付近」を作ります
実は袋井工場の前に新野川橋を予定していましたが、資料集めなどが間に合いませんでした
鉄道車輌に比べて、軌道敷の資料は見つけ出すことが難しと思います
駿遠線新野川橋は現在の御前崎市にありました
昭和23年の堀野新田と新三俣間の接続時点に開通しています
GoogleMapのR150、くれたけイン御前崎近くの道路橋の位置に駿遠線新野川橋がありました
道路橋延長は?
昭和47年と平成6年に架けられ、共に61.6mあります
この赤点が公開されている橋梁資料です
「全国Q地図」をご紹介します
全国の橋の名前・池の名前・バス停の名前などが公開されています
出典を明示します
1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」も公開されています
地震前(2020,2022年)
輪島市門前町黒島地区
港が4m隆起した様子が良く分かります
このように地図を選択することにより比較できます
新野川橋に戻って
「軽便の思い出(阿形昭著)」に記載されている駿遠線線路平面縦断面図では新野川橋の長さは1110×2+1080×1=3300 3スパン計33mです
現在の道路橋は61.6m この違いを調べました
国土地理院空中写真 昭和27年と昭和37年を比較すると
河川改修されて川幅が広くなっているように見えます
下流の河川改修は良く分かります
新野川左岸河口近くが中部電力浜岡原子力発電所です(GoogleMap)
浜岡(池新田)と言う地名は砂丘地帯に出来た池(海岸が隆起して、池が出来た)を開拓して田んぼにしたことによるもの
新野川は排水路として作られた歴史もあるようです
昭和23年に開通した新野川橋がその後いつ(かなりの期間運休になったと思われますが)どのように改修されたかは記録を見つけることができません
昭和37年の空中写真を拡大すると、橋脚が4基あり、5スパンとなっています
駿遠線を歩く(阿形昭著)P39 撮影 内藤正己氏(当時 鉄道友の会静岡支部 私も高校生の時にお世話になりました)
キハD17は桜ヶ池方面(右手)から浜岡側へ走行(左岸の下流側から撮影)
桜ヶ池側の2スパン
浜岡側の3スパン
桜ヶ池側の2スパンが延長時の橋梁と判断して模型化することにしました
梁桁の上にはどのような路盤になっているのでしょうか?
駿遠線の他のパイル橋脚と比べると立派です
新野川橋モジュール 完成までお付き合いください